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【ITエンジニアの登竜門】未経験から基本情報技術者試験に合格して分かった有効な勉強法

基本情報技術者試験はエンジニアやプログラマーなどIT業界で働く人を対象にした試験です。

「基本」情報技術者とありますが、IT未経験であったり、経験年数が浅い方にとっては決して簡単な試験ではありません

しかし、ITエンジニアとしてステップアップする上で基本情報技術者試験は必須といえます

資格を持っておくことで転職時のアピールになったり、会社によっては手当てがもらえたりもします。

持っていても意味のない資格も世の中にはたくさんありますが、基本情報技術者試験は価値のある資格です

基本情報技術者試験を開催しているIPAでも、基本情報技術者試験について下記のように書かれています

ITエンジニアとしてキャリアをスタートするには、まず基本情報技術者試験から受験することをお勧めします。しっかりとした基礎を身に付けることにより、その後の応用力の幅が格段に広がります。

出典:情報処理推進機構(IPA) 基本情報技術者試験

今後IT業界に関わりたい、ITエンジニアとしてステップアップしたいと考えている人は、チャレンジしてみるのはどうでしょうか?

また、令和5年4月から問題形式が大きく変わったので、今まで受験して合格できなかった方もチャンスがあると思います

この記事を読んでわかること

  • 基本情報技術者試験の出題形式
  • 勉強方法、期間、役に立った教材
  • 実際に合格して気づいたこと

試験概要、出題形式

基本情報技術者試験の日程

基本情報技術者試験は基本的に毎日受験することができます

以前は受験日が決まっていたのですが、CBT方式という、試験会場でパソコンを使って受験する方式に変わりました

そのため、会場が空いている日はいつでも受験することができます。

私は11:45から試験開始だったので11:30に向かったのですが、「今日はパソコンが空いているので、今から受験できますよ」

と言われて、少し早めに受験開始しました

試験なのに試験開始時間がバラバラでもいいのはなんか違和感がありますね

午前午後の問題の違い

午前(科目A)

  • 全60問(全問解答必須)
  • 試験時間:90分

主に知識を問う問題が多いです。

全て4択形式で、出題分野は下記のとおりです

【テクノロジ系】 基礎理論、コンピュータシステム、技術要素、開発技術

【マネジメント系】プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント

【ストラテジ系】システム戦略、経営戦略、企業と法務

情報処理推進機構(IPA)

コンピュータの仕組みの知識、プログラミングからマネジメントまで幅広く出題されます

午後(科目B)

  • 全20問(全問解答必須)
  • 試験時間:100分

午前とは違い、「考えて解く」問題が多いです。

選択形式ですが、選択肢が4択ではなく9択くらいのこともあります。

出題分野は下記のとおりです

アルゴリズムとプログラミング分野

情報セキュリティ分野

情報処理推進機構(IPA)

出題範囲が限定的なので、プログラミング、開発経験のある方は取り組みやすいかもしれません。

逆にプログラミング経験がない方は、対策に少し時間がかかりそうです

合格点

午前と午後ともに6割で合格です。

午前で6割、午後で6割それぞれ達成していなければなりません

ただ、6割なので苦手な問題はある程度捨てても他でカバーすれば良いレベルですね。

勉強方法とスケジュール

私は2024年の4月に受験し合格しました。

合格までの勉強スケジュールは下記のような感じでした

2023年11月〜2024年2月(4ヶ月間)

書籍購入し、試験で出てくる用語や知識を一通り目を通す。

2024年3月〜2024年4月(2ヶ月間)

意を決して4月に受験をすることを決める

過去問を四年分解いてみる

ざっとかくと勉強スケジュールはこのような感じです。

参考書を読んでどんな問題が出るのか把握するのと、実際に過去問を解いてみるの二つのフェーズのみです

具体的な勉強法

合格に向けて実践した具体的な方法をご紹介します

まずは、午前と午後のそれぞれの対策ですが、基本的には午前の勉強に時間をかけることをオススメします

なぜなら、午前の方が出題範囲が広いので、午前を勉強することで午後の対策にもなるからです

まとめると、基本情報技術者試験に向けたオススメの学習手順は下記のとおりです

ポイント

  1. 基本情報技術者試験の参考書を買う
  2. 午前の出題範囲について一通り目を通す
  3. 過去問の参考書を購入し、実際に解いてみる
  4. 過去問で解けなかった問題は振り返って、数年分解いてみる
  5. 午前が7割くらい取れるようになったら午後の過去問も解いていく

基本情報技術者試験に合格するためにスクールに通うという選択肢もあると思います。

しかし、いきなりスクールに通うのは費用もかかってしまうのでオススメしません

通う前にまずは参考書を買って少し学習をしてみて、独学で可能か試してみる方が良いでしょう

独学で勉強してみて、それでも「誰かに教えてもらいたい」と思ったなら、スクールを検討しましょう

学習で使った教材

自分が試験勉強で使った参考書と問題集を紹介します

イメージ&クレバー方式でよくわかる かやのき先生の基本情報技術者教室 [ 栢木 厚 ]

基本情報技術者試験で出てくる用語の解説や例題が載っています

主に午前の問題対策が網羅されています。

絵がたくさん使われていて、パラパラと眺めても勉強になります

今回の合格で一番活用した教材です。

どんな問題が出てくるのか、どんな分野を知っておく必要があるのかをざっと把握できます

かやのき先生の基本情報技術者教室準拠書き込み式ドリル 令和06年/栢木厚

読むだけではちゃんと勉強できているか不安な方におすすめです。

私も買って使用してみましたが、主に通勤電車で勉強していたのもあり、書き込みドリルを使う時間があまりありませんでした

自宅や図書館で学習できる環境であったり、書いて勉強をするのがお好きな方には有効な参考書だと思います。

令和07年 基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 [ 山本 三雄 ]

過去問題とその解説が載せられています

とにかく試験の点数を上げるなら、過去問を解き続けるのがおすすめです

基本情報技術者試験は何年も行われている試験ということもあり、過去問と全く同じ問題も結構出てきます

遅くても試験を受ける1ヶ月前には買っておき、過去問を解いておくと合格にグッと近づけるはずです

実際に受験して気づいたこと

ここでは、実際に試験を受験してみて気づいたことを書きます。

2024年の春に受けた時点のものですので、期間が空いている場合は、状況が変わっているかもしれません

試験当日の過ごし方と対策

必要なのは本人確認書類のみ

試験当日は本人確認が必要な書類(免許証、マイナンバーカードなど)のみで受験できます

筆記用具やメモ用紙は試験会場で貸し出しされるので、持って行ってなくても大丈夫ですが、

念のため持って行っておくと安心でしょう

計算用のメモ用紙は一枚しかくれない

メモ用紙は一枚しかくれないので、計算問題を解いているとあっという間に埋まってしまいます。

メモ用紙は追加でもらうことができるので、無くなりそうになったら手を挙げて、紙を追加でもらいましょう

あまり飲み物を飲みすぎない

試験は午前90分、午後100分と長めです。

飲み物を取りすぎていると途中でトイレに行きたくなってしまいます。

途中でトイレに行くことは可能ですが、私は時間ギリギリまで問題を解いていたので、

トイレに行ってる時間が惜しい状況でした。

特に、コーヒーは利尿作用があるので試験当日は控えておくのが良いでしょう

失敗談や反省点

もっと早く受験申し込みをすればよかった

基本情報技術者試験を受けて失敗したことを挙げるとすれば、

「もっと早く受験申し込みすればよかった」

この一点です。

なぜなら、受験申し込みをした瞬間から勉強により集中できたからです

受験申し込みをする前はダラダラ勉強していてもったいなかったなと思います。

少し勉強してみて、「これなら⚪︎月までには受験できそうだな」と思ったら、

受験申し込みをして、自分にプレッシャーをかけましょう。

申し込みをした後はモチベーションが明らかに高く、勉強にのめり込めます

まとめ

今回は基本情報技術者試験についてまとめました。

基本情報技術者試験はITエンジニアを目指す人やエンジニアとしてステップアップしたい人は持っておくべき資格です

今後もITの仕事に関わるならチャレンジしてみるのはどうでしょうか?

CSE

元医療従事者として病院で働いていましたが、システムに興味を持ち、ITエンジニアに転職しました。未経験からエンジニアとして働く過程で得た知識や経験を共有し、ITの世界への一歩をサポートします。特に、パソコンが苦手でも、1つずつ覚えれば大丈夫というメッセージを伝えたいです。 社内で外注を検討していた100万円規模のシステムを自作した経験があり、効率化やコスト削減に貢献しました。

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